
矯正歯科治療中でも、ほとんどのスポーツ活動や管楽器演奏は継続して行うことができます。ただし、装置の種類や治療段階によって、注意点や対応方法が変わる場合があります。以下に主なポイントをまとめています。
矯正治療中のスポーツについて
◆ワイヤー矯正の場合
ほぼすべてのスポーツは可能です。
ただし接触競技(柔道・ラグビー・サッカー・バスケ・ボクシングなど)では注意が必要です。
理由:口の中にブラケットがあるため、接触や転倒で唇・頬の粘膜を切りやすい。
対応策
スポーツ用マウスガードを使用(矯正用タイプがある)
定期的にフィット具合をチェック(歯が動くので合わなくなることがある)
◆マウスピース矯正(インビザライン等)の場合
基本的にどのスポーツも問題なし
注意点
接触スポーツでは矯正用のマウスピースが割れる可能性 がある場合は、 外してより厚みのあるスポーツ用のマウスガード使用する場合もあります。
汗で外れることはないが、スポーツドリンクは虫歯リスクが上がるので飲む時は外すのが理想です。
🎺 管楽器の演奏について
楽器の種類によって影響が異なります
◆ 木管楽器(クラリネット・サックス・フルートなど)
多くの人がすぐ慣れまのでも、ワイヤー矯正でも大きな問題は少なめです。
🔹 最初の1〜2週間は
口が当たる違和感・アンブシュア(吹き口の形)が不安定な場合も、時間とともに改善しやすいです。
◆ 金管楽器(トランペット・ホルン・チューバなど)
⚠️ ワイヤー矯正だと演奏しづらい場合が多いです。
理由:口をマウスピースに押し当てて演奏するために、ブラケットが唇の内側に当たり痛みや口内炎の原因になる
🔹 対策
シリコン製ワックス(リップガード)をブラケットに貼る。
演奏時間を徐々に増やし、低音→高音へと段階的に練習する。
◆ マウスピース矯正の場合
演奏は比較的スムーズ
ただしマウスピースを押し当てるタイプ(金管)は、装着したまま演奏すると破損リスクありますので、演奏時のみ外すケースが多いです。
まとめ
矯正歯科治療中でも、スポーツや管楽器演奏は継続可能です。
快適な治療のために、